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「市民告発」めぐって今も溝
再出発した議会〜千曲市発足1年・見えてきた課題(下)
24日の市議会9月定例議会最終日。7月の「出直し市議選」で初当選した新人議員5人が提出した「市議会解散請求の署名運動に関与した一部市民に対する告発取り下げに関する決議案」が審議された。
要旨は「出直し選挙で当選した新議員は、一刻も早く市民との信頼関係を取り戻す責任がある。よって、市議会解散請求の署名に関与した一部市民に対して行われた刑事告発を取り下げることを求める」という内容だ。
本会議での審議は荒れた。提案者の森貘郎議員の答弁に対する再質問で「(法律で禁止された代筆など)やってはいけないことをやった人が告発されたことに対して、不勉強なあなたが取り下げろなんていうから、おかしくなっちゃうんだよ。その辺のところをもうちょっと答えろ」と、語気を強めた議員(後に「答えてくださいよ」と言い直し)。決議案に関係のない話に質問が及び、二度にわたって原利夫議長から注意を受けた議員。いずれの議員も合併前から通算すると4期目のベテランだ。
森議員も答弁が滞ることがあり、注意を受けた。
一部議員からの動議で、採決は記名投票に。投票前、原議長は「白票は反対票とみなす」と宣言した。議会事務局によると、このような採決基準は判例で適法とされているという。結果は賛成8票、反対7票、白票8票。決議案は賛成少数で否決された。午後7時を回っていた。
今回の署名活動で受任者となったある会社役員はこの結果を「市民と議員の立脚点が違うから、議論がかみ合うはずはない」とみる。「改選前の議員は、合併協議で決まったことを粛々とやってきただけで、一点の曇りもないと考えているし、市民は53人の議員は多すぎるとして署名になった」。告発の原因となった、法律で代理署名できない人が署名したことについても、「議員側は罰を科すのが当たり前と考えており、市民側はささいなことと受け止めている」。
告発状が長野地検に提出されてすでに4カ月余が経過した。長野地検は、受理するかどうかについて、明らかにしていない。
今、5人の新人の間には、決議案が本会議で審議されたことに一定の意義があったとする考えが大勢。一方、告発に賛同した議員側にも「議会解散の署名運動は、法的な制約があるということを知ってもらう、警告としての当初の目的は果たした」との考えもある。双方のこのような考え方の中に、解決の糸口があるのではないだろうか。
▼告発取り下げ決議案の記名投票結果(敬称略・議席番号順)
| [賛成] |
[反対] |
[白票] |
| 林 愛一郎 |
森 義一郎 |
飯島 輝雄 |
| 宮入 隆男 |
内宇田和美 |
宮坂 重道 |
| 森 貘郎 |
竹森 節子 |
和田 重昭 |
| 米沢 生久 |
戸谷有次郎 |
宮下 静雄 |
| 青木 崇 |
金沢 利 |
中村 直行 |
| 荻原光太郎 |
小林かよ子 |
西沢今朝人 |
| 唐沢 宗弘 |
中沢 直人 |
吉田 昌弘 |
| 田沢 佑一 |
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中沢 政好 |
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